ダートと舗装(2)
ダート路面は自然と言える?
舗装林道が、自然環境に対して、それなりに大きな影響を与えるであろうことは、いうまでもなく誰しも感じる。
ならば、未舗装ならよいのか?いや、そうではあるまい。やはり、従来の森を切り開いたなりの影響は当然被らなくてはならないだろう。
生命が活動する地球において、純然たる自然物とはなにか?それは、生物活動として作られ、育まれたものまでが限度であって、経済活動によるものは、既に自然の範疇を離れ始めているというほかない。では、舗装道路も未舗装道路も同じかといえば、もちろんそんなことはない。程度の問題ということにはなるのであろうが・・・この点を哲学しても不毛なので、純自然の話はそこまでとして・・・
水田が自然ではなく、人工物であるのは明らかだけれど、一般には自然とほぼ同視されている。薬物などの問題はひとまず置くとすれば、水の循環における保水の役割、そこにはぐくむ生物群、こうしたものが、湖沼などと重なるからだが、未舗装林道の路面についても、少しではあるが同様の見方をすることができる。
路肩の動植物、地表・土壌中の生物、表層・地中の水流など、元来の森に比べれば低下しているとはいえ、こうしたものが、ダートの林道用地が担っている自然環境の一端ではあり、林道を舗装した場合に失われかねない環境である。
自然というものは、おおらかであって、こうしたことの一つ一つをあげつらって、騒ぎ立てる気は毛頭ないが、大局的な意味としては、不必要な舗装というのは極力控えてもらいたいものだと思う。
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