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温泉序章

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「天然温泉表示」
広く認識されている、”あの”温泉マークは、一部で悪イメージなどいろいろ乱用されてしまったため、天然の温泉であることを証する表示として制定された表示

近年、温泉へ足を運ぶことがとんと減ってしまった。
いや、正確には温泉宿に宿泊することが激減した。
子供の成長とともにホリデーライフの形態が変化したことと、宿泊料金の高騰が要因である。

その替わりに躍進しているのが、日帰り湯というやつ。
Woodland Trailのツーリングレポートなどでは、必ずと言っていいほど、締めくくりにこの日帰り湯のお世話になっている。
正直言って、かつて足繁く訪れた湯治宿や一軒宿の温泉と比ベてしまえば、独特の味わいというものはなく、ワンランク下がってしまうのは明らか。
前記事の舗装林道とダート林道のような感覚に通じるところがなきにしもあらず。

それでも、入湯時間が幅広くて、気軽に利用できるシステム、交通上の立地条件、数の多さなどから、一日の締めくくりに便利なスポットとして利用させてもらっている。

温泉には、いろいろな効能がいわれてはいるが、実際には1回こっきり、ちょろっと寄り道して浸かったくらいで、多大な効果があるような代物ではない。まあ、その場合でも、精神的な効果や、風呂で体を温めるということによる単純な効果は十分期待できる。日本人としては、特に精神的な効果は大と言うほかない。

で、とりあえず、このカテゴリーの初稿は温泉の定義づけあたりから・・・

まず、温泉の法的定義(温泉法)は
「地中から湧き出る温泉、鉱水及び水蒸気、その他のガスで、一定の温度、あるいは物質を有するもの」とされていて、一定の温度とは湧出時に摂氏25度以上、一定の物質というのは、溶存固形物質、遊離炭酸、臭素イオン、ストロンチウムイオン、マンガンイオンなど、たくさんあって、それぞれ定められた成分量を1つでも超えていればよいというわけである。
25度以下の湯をかつて鉱泉としていたけれども、現在では以上の定義から、成分さえ満たせば低温でも温泉ということで構わないわけだ。

もう一つ、泉質の分類
温泉法ではいろいろ整理をしてしまったが、
大別して11になるだろうか、単純泉、食塩泉、硫黄泉、重曹泉、炭酸泉、重炭酸土類泉、明礬泉、硫酸塩線、鉄泉、酸性泉、放射能泉というかつての分類が分かりやすく、イメージも沸くので気に入っている。

よく、湯に浸かっていると、ご一緒となる他のお客さん同士の会話で「ああ、硫黄だねぇ、これは・・・」というのを耳にする。しかし、その匂いの素は重曹だったり石膏だったり全然違うことが多いのは事実。だいたい、「硫黄」以外の成分名はあまり語られないほど、硫黄のイメージがなぜか強い。
実際に一番多い泉質は単純泉で、まあ、これは成分の薄いものをいうので、硫黄系の単純泉も少なくはないけれども、あまり温泉に馴染みのない向きには、温泉=硫黄のイメージはぬぐえないようである。

つづく

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コメント

従来のマークが
「悪イメージなどの乱用」ということですが
冒頭の表示は
いささか情緒が足りなさ過ぎに思われ。

やはり従来のマークのほうが
素直に温泉を想起させる・・・と思われるのは
私ぐらいですかね?

投稿 | 2003.12.25 15:55

「ほ」さん、おっしゃるとおりでしょう。
まさしく、象形の文字のような描写記号といえます。
子供の頃の遊びで、「かかし」というのをご存知でしょうか?おそらく、全国津々浦々、どこでも遊ばれていると思っていますが、カカシの形の絵を地面に描き、その上を片足、区分けによっては両足で飛んで往復してきたら、石を投げる。石が乗ったカカシ上の区分け内が自分の陣地で他の人は踏めないというアレです。
あの遊びで、各自、自分の陣地を示すために、識別マークを描きますが、その一番人気は、私の知る限り「温泉マーク」でした。
幼稚園生から小学6年生まで、かような年代にも最も広く浸透していた「温泉マーク」は、日本人には深く根付いていて簡単に捨てられるものではないでしょうね。

投稿 代官 | 2003.12.25 22:44

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