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愛宕山

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横尾林道から嶺岡愛宕山を望む

愛宕山といえば、まず千葉県最高峰の嶺岡愛宕を思い浮かべる。最高峰とはいっても、標高408mだから、普通の県なら裏山程度にしかならない標高である。
いかに千葉県が日本一低い県なのかとわかるだろう。
愛宕というのは、修験道に関する言葉で、京都の愛宕山(標高924m・嵯峨の山)がその総本山となるだろうか。なんでも、修験道の最高の秘法に「愛宕の法」というのがあるそうだ。はたして、どのような技であるのだろらか。
愛宕山という山名は各地に少なくないけれど、ほとんどの山頂に愛宕権現が奉られているらしい。
大雑把に言って、京都の総本山以外の愛宕山は、ほとんど標高というか、麓から山頂までの比高が低く、庶民の足でも1日の範囲で家から山頂へ往復できるところが、登拝の対象であったことを物語っているのかもしれない。
さて、嶺岡愛宕山に話をもどすと、この山は他の多くの房総の山々の例にもれず、さして目立った特長もなく、愛宕山という同名の山が周辺にも多数ある※ことも手伝って、房総第一の高峰としては、いかにも名が通っていない。
この山の山頂は、やはり愛宕の祠があるという。400mそこそこといっても、地元の最高地点、一度はそこに立ってみたい気がするが、現在は航空自衛隊の基地内にあり、入ることもままならないのは残念である。
愛宕山のある連なりを嶺岡山系というが、この尾根伝いに嶺岡中央林道という、かつては総延長26kmという房総随一のロングダートがあった。外房の鴨川から内房の鋸南まで、東から嶺岡中央林道2号・1号・4号・3号線と続き、路面はすこぶるイージーで、面白みはなかったかもしれないが、右に左に見渡せる景観、西の3号線などは三浦半島・富士の景色も楽しめた。
嶺岡愛宕があるのはこのうち1号線で、東側の林道入口の2~3kmは当時から舗装されていて、自衛隊最優先となっていたのも今と変わらない。
楽しめた景色そのものも、当時と変わらないのだと思うが、全線が舗装されてしまった今、どうしても足が遠のいてしまっている。

※愛宕山は房総に地図に載るだけでも7~8はあるし、実際にそう呼称されているものは、さらに多数に上ると思われる。林道で馴染みが深いもので、田取林道の愛宕山や保田見林道近隣の愛宕山などがあり、また、房総ではないが、銚子の愛宕山などは、地球が丸く見える丘などとよばれ、その麓に2年ほど住んだこともあって自分としては特に馴染みが深い。

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