ヒキガエルも始動
林道でもよく会うヒキガエル
それにしても、今年の春は訪れが早い。桜が咲くのももはや時間の問題だ。
仕事帰りの道すがら、ヒキガエルに出会った。
それも、商店・住宅の混在する幹線国道のアスファルトの歩道。もちろんビッチリ舗装していてどこにも砂地は見当たらない。
既に日が落ちて小1時間、空は真っ暗だが、国道はひっきりなしに車が走り、街灯も十分な明かりを路面に落としていて、足元は明るい。
急ぎ早に家路を急ぐ私の足元を、そのヒキガエルはひたすらノソノソと歩いていた。
いったい、どこから出てきて、どこへ向かおうというのか。
よくよく周囲を見渡すと、一箇所だけそこそこの広さのある街路用の花壇がある。その土の中で冬を越したのだろうか。
花壇から落差があるので落ちたのかもしれない。ヒキガエルはジャンプは苦手なのでまず上がれまい。
私の勝手な思い込みで、カエルにとっては迷惑だったかもしれないが、そのぼってりした体をひとつかみ、花壇の中へ放しておいた。
どう考えても、アスファルトとコンクリートにきっちり囲まれた歩道をそのまま歩いていては、よほど運が良くなければ干からびてしまうか、その前に自転車に轢かれるか車道に出てペチャンコだろう。
ヒキガエル。俗にガマとも呼ばれる。関東に住むヒキガエルはすべてアズマヒキガエルという種だ。
西日本にはニホンヒキガエルがすむ。
大きさは成体で4cm程しかないものから、15cmを越えるものまで様々だが、概ね国内では大型のカエルである。
しかし、このヒキガエル、オタマジャクシの尾がなくなって上陸するときにはたった8mm程しかなくて、ひどく可愛らしい。雨の日に集団で移動したりする。
林道でもヒキガエルは良く見かける。WOODLAND TRAILの林道レポートでもたまに画像を載せているが、例によって路面をノソノソと歩いている。ジャンプせずに移動は専ら歩くのが特徴である。
それにしても、あんな市街地でどう繁殖し、ここまで生き延びたのか、これからどう生活して行くのか。なにか非常に切ない感覚に襲われた。
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コメント
水源地などへ行くと、アマガエルを見ることがあります。本当に親指の先ほどに小さいアマガエルは何とも可愛らしく、愛着を感じます。
最近自宅付近ではめったに見かけません。道もだいたいが舗装されている今となっては、カエルの行く先が気になりますね。
投稿: 葉兎 | 2004.03.13 23:52
葉兎さんこんばんは
アマガエルは、比較的耐乾性があって、わたしの自宅周り程度の住宅地ならば、まだ見ることが出来ます。
さすがに親になってから、田んぼから移動してくるのでしょうが、そのほかのカエルには、ちょっと無理なようです。
我が家の周りは、そんな感じで、まだカエルの住める田んぼや山が少々あります。
しかし、カエルと同じ両生類でも、シッポのあるほうのなかま・・・イモリやサンショウウオですが、こちらの生息域はもはや壊滅的です。
いずれにしても、両生類は水とは縁の切れない生物群。
行く末はかなり厳しいものがあります。
投稿: 代官 | 2004.03.14 01:15