雨の森を往く
幻想的な空間に力強さも感じる
四輪駆動車で走っている限りは、雨でも林道は楽しめる。
時節は初夏が最も旬といえるかもしれない。
十分に生え揃った青葉が、滴る雨に光り、森全体がしっとりとして、生き生きとした躍動を感じるからだろう。
もちろん、通行に支障が出るような大雨は別だが、ほどよい湿りなら砂埃も立たなくて、むしろ気持ちがいい。車は泥で汚れるけれども、それは天気にかかわらず元より同じである。
雨が心地よい林道は、沢沿いの道。やはり、その緑がより一層鮮やかに映えるからだろうか。
緑のまっただ中に、一度身を置いてみることをお勧めしたい。
一方、いつもはちょっと殺風景な、杉の林も意外に悪くない。雨の日の杉林は、特にその空気に力を感じるのは、いかなる理由からだろうか。
空気そのものに凛とした緊張感があり、まっすぐに上方へ向って伸びたその幹の直線が、緊張感を際立たせている。
霧をまとった杉の森は、さらに深遠な空間を生み出す。つい先日に立ち寄った、八方ヶ原(栃木県)に近い山の社に、まさに神木とでも言いたくなるような荘厳な杉の大樹の姿を見た。
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コメント
とても幻想的でいい写真ですね。
すっきりと晴れ渡ってるほうがいいや!って思ってしまいがちですが
この写真を見ると、木のもってる力強さが感じられ、こんなシトシト雨の日もいいものだなぁって思っちゃいました。
投稿 umi | 2004.05.14 17:26
雨の日の木や土の香りはなんともいえなく
心の中までしみこんで、汚れを洗い流して
くれるような気持ちになれますね。
たまには雨に打たれて濡れるのも好きなんだけど
酸性雨・・・困りますね~
投稿 ゆうな | 2004.05.14 21:35
umiさん
そうですね。「すっきり晴れ」がやっぱりいいですけれど、たまには雨がいいときもあります。
シトシト雨にも適したいい道を見つけて、楽しんでくださいね。
ゆうなさん
数限りなく植物を育てられているゆうなさんには、酸性雨は非常に関心事ですね。これ以上大きな問題とならないよう望みます。
お二人とも
環境問題には、強く感心をお持ちだったと思います。
私、おもうに、実は現在の人類の理念である、個々人の生命をひとつでも大切にしたいということと、地球の環境を自然に保つこととは、残念ながらともすれば背反しやすい方向にあると思います。
今後の人類は、そのへんをどう対処して、環境を保持し、かつ、人類も繁栄してゆくという困難を成立させられるんでしょうね。
投稿 代官 | 2004.05.15 13:10
代官さん、こんばんは。
すごく素敵な場所ですね。山の中の霧雨というのは私も好きです。沢の近くでの霧は夏でもひんやりとして雰囲気もとてもいいですよね。海の近くだとそうは行きませんが。
私のほうは個々人の生命ということに、意識が向かなくなってしまいがちです。よくないかな、とは思っても山に入るたび、巨大な老木を見るたびに考えさせられてしまいます。
投稿 葉兎 | 2004.05.19 22:48
海の近くでも霧雨、といえば屋久島ですね。本当にいつも雨ばかり降っているイメージの島ですが、また、雨に生き生きとしていた木々が強く印象に残っています。
個々人の命、これを考えるのは人類だけであると思います。道徳的見地でなく、まったくの自然論で考えた場合には、それが人類をどのような方向に向かわせているのか。あまり結論を出したくない気がします。
投稿 代官 | 2004.05.19 23:13