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ニイニイゼミ・真夏の訪れ

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~真夏の到来を告げてくれる~

ニイニイゼミの声が盛んになってきた。関東の一般的平地では、梅雨明けにニイニイゼミ、盛夏に入るとアブラゼミ、残暑にツクツクホウシという順に、時節の流れと共にセミの声の主体が移り変わってゆく。

チィーーイーーというニイニイゼミの声、好んで付く桜の木が集まる林などで数匹が幾重にも重なって鳴く中にずっといると、頭の中味がセミの声に共鳴し始めて麻痺してしまったかのような感覚に陥る。よく頭の中に入り込んでくる音である。元々自分は、耳鳴りがいつもしているようなところがあるが、耳鳴りとセミの声がいつしか区別できなくなってしまう。そんな感じだ。

そうはいっても、セミの声が嫌いだったりするわけではなく、これ以上なく夏らしいこの音声がある環境は好きである。

ニイニイゼミの姿は、羽が不透明のマダラ模様、小ぶりで幅広という、日本の他のセミと見比べて一目でわかる形であるが、背中の文様に2通りの色があるのが、子供の頃から不思議だった。すなわち、薄緑の彩色とオレンジの彩色だ。雌雄の別ではなく地域性でもなく、色分けの明確な理由が解らない。

家の近くに桜の木があるので、自宅からもよく声が聞こえる。先日も都内居住の知人が来宅した際、「もうセミですか」と言っていた。自分としては早くもなく遅くもなく、いつも通りの夏の訪れと感じているが、人により感じるところ様々というところなのだろう。
しょっちゅう林道を出歩いているので、セミの声は既に相当早い季節から聞いている。山では、ハルゼミ、エゾハルゼミが5月から鳴き始める。とくにエゾハルゼミの声は特徴があって、一度聞くと忘れられない。鳥の声かキリギリスの仲間などの声のような、「ミョ~~キッ・ミョ~~キッ」という声に続き、「ケケケケケ」というヒグラシの声。始めてこの声を聴いた時は2種の別の生き物の声と思ったが、これが、あの有名な(その筋では)「ミョーキンミョーキンケケケケ」というエゾハルゼミの声と解ったときは、なんだかとても嬉しい気分だったことを思い起こす。
エゾハルゼミの声、今年は御荷鉾林道、甲子林道などで聞かせてもらった。

深夜になったが、自宅の前の桜の木では、いまだにニイニイゼミの声がやまずに聴こえる。日中のセミの声は季節感に溢れて心地よいが、この時間のセミの声は不自然で愉快な気持ちにはなれない。原因は木の傍にある防犯灯の影響に他ならない。防犯という、悪意ある人間さえ存在しなければ、本来必要のない行為をなさなければならないという不合理が非常に腹立たしく感じられる。

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