« 浅間山 | トップページ | 彩雲~秋の林道 »

椎の実・しいのみ

N20040912_0016.JPG
~馴染み深いスダジイの実~

秋といえば、シイの実拾いが一番の楽しみだった。栗より椎だった。

理由はと問われても、よくわからないが、採ったシイの実を炒った香りや美味しさもさることながら、生のままポケットに何粒か忍ばせて、時折「ポリポリ」とやっていたのが子供の頃の秋の常だった。

シイの実というのは、ドングリの仲間の中の1グループの通称であって、他のドングリとは明確な区分けのない、観念的な分類であろうと思うが(蛾と蝶、クジラとイルカのように)、通常、タン二ンが少なくて渋味のないものを指して呼ばれている。

関東で一番、馴染みがあるのは、スダジイの実になるだろうか。スダジイは、ひび割れた樹皮が特徴で、冬も緑の葉を残す常緑樹である。公園や学校から家の庭木としてもよく植樹されている。
特に神社に植えられたものなどは大樹が多く、よく枝を拡げていてシイの実も多い。もちろん房総などの低山には、その姿も多く、ときには大群生して生えている。

このスダジイは春にささやかな花をつけ、新緑の時期は少々寂しい常緑樹林を白っぽく染めるが、花の蜜は匂いが悪いといい、養蜂家からは嫌われるらしい。

肝心の実の方であるが、これは花の咲いた年に熟すのではなく、開花から1年半かけて、翌年の秋に約1.5cmくらいの、長めの黒っぽい実となる。
実は、外皮に守られて育つが、熟すと外皮が先から裂けて、ポロポロと地に落ちる。

もうすぐシーズンが来る。拾ったシイの実を入れた袋のザクザクとした感触と重さが今から楽しみだ。

|

« 浅間山 | トップページ | 彩雲~秋の林道 »

コメント

神社で子供と、とんぐりを拾っていたら先のとんがった黒っぽい皮?に包まれたものが落ちていました。
?しいの実?と思い検索したら写真と同じでした。
皮ごとフライパンで煎ったら食べられるんですか?

投稿: そらパパ | 2007.11.04 22:29

そらパパさん、こんにちは
もちろん、美味しく食べられますよ。
皮ごと・・・って、
外皮のことじゃないですよね(^^ゞ
ようするに、ドングリ状態で煎ります。
黒い殻が少しパカっと割れるくらいが
食べごろですよ。
ただ、フライパンは
空焼きになってしまいますから
そのままでは痛めてしまいますので
いらない鍋やフライパンを使ったほうが
無難です

投稿: 代官 | 2007.11.04 23:07

「しいのみ」検索で来ました。
昨日まで「どんぐり」と「しいのみ」の違いが分りませんでしたが、これでバッチリ?です。


しかも食べられるとは・・・
今度見つけたら食べてみます。

投稿: snapper479 | 2010.09.18 10:37

snapper479さん、こんにちは。
コメントありがとうございます。
今年も、もうすぐ椎の実の季節が来ますね。
食べられるドングリの仲間の代表である「クリ」は、春に花が咲いて、その年の秋に実になる1年成ですが、「椎の実」と呼ばれる「スダジイ」は、春に花が咲いて、実になるのには次の年の秋までかかる2年成です。
1つの木では花は毎年春に咲くので、花の季節のあとには1年ものと2年ものが混在して付いていることになります。
ですから。実になるのに2年かかるといっても毎年、秋には、実ができるのですけれど、もし、お近くにスダジイの木があって、その木を、長く観察されると良く分かると思いますが、実際の椎の実は2年ごとに豊作の年とそうでない年があるのが普通のように思います。
関東地方平野部の我が家周辺では、椎の実が落ちる季節は11月になります。楽しみですね。

投稿: 代官 | 2010.09.18 11:40

はじめまして。「椎の実」で検索したら導かれてお伺いしました。

私も椎の実に夢中な一人です。今年は東京大学に忍び込んで、池の周りにある椎の木から実をいただいてきました。

煎って食べたときの香ばしさ、美味しさはたまりませんねwink

投稿: 粕春 | 2012.11.29 21:53

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/5192/1453779

この記事へのトラックバック一覧です: 椎の実・しいのみ:

» ドングリの仲間の分類 [林道百拾号線]
~クリもドングリの仲間~ シイの実というのは、ドングリの仲間の中の1グループの [続きを読む]

受信: 2004.11.22 13:27

» 炒り椎の実 [林道百拾号線]
~殻が割れて美味そうな実がのぞく~ 椎の実を炙った。 この香ばしい香りはたまら [続きを読む]

受信: 2005.11.05 09:54

« 浅間山 | トップページ | 彩雲~秋の林道 »