« カラマツの黄葉 | トップページ | 朝露 »

月、金星、木星の接近

N20041110_0007.JPG
~暁の競演~

今朝は、東の空を期待をもって見上げた。既に空の白み加減は、ほとんどの星々の姿を消し去っていた。
ひんやりした朝の空気に、きりっとした細い月。そして、そのすぐ下にやや鋭角的な光の点。目が慣れると月を挟んで反対になる上方に少し優しい光の点。

今日は月を挟んで金星(前文の前者)と木星(後者)が近接する現象を仰ぐことが出来た。現象といっても、実体は何もない。およそ天文ショーといわれる中には、物理的に現象が起きている場合と、そうではなく、光や影のなす見た目だけの現象が含まれている。
今日の接近も、本当に3つの天体が接近したわけでもなんでもなく、たまたま地球、月、金星、木星がほとんど同軸上に並んだだけの状態を、地球から見ただけに過ぎないことはいうまでもない。

天文現象の中でも最大級に話題になる皆既日食も、物理的に見た現象としては、月の本影(月の影の中で月の一部分も見えない部分~宇宙空間では円錐形の範囲になる~)が地球を通過するとき、その通過地点でのみ見られる現象。もっと簡単に言ってしまえば、月の影が頭上を通ったときの光景に過ぎないわけだ。

けれども、それを生み出す天体というものは、通常の景色を生み出す物体とあまりにスケールが違う。その大スケールのものが生み出す光景は、ただの「光景」とは言っても、ときにはまさに圧倒的であるし、また、非常に繊細で儚げなイメージをもたらすこともある。

今朝の3天体競演は、秋の朝がもつ独特の翳りを纏いつつ、暁の空をバックに地味な光景を楽しませてくれた。

|

« カラマツの黄葉 | トップページ | 朝露 »

コメント

やはりこのネタ、取り上げてましたか(^^)

当方も平日としては珍しく
5時に目覚ましをセットし起床~撮影。
手持ちのデジカメの精度を図るのに格好の機会だったかも。

投稿: | 2004.11.11 12:53

そうですね。せっかくのショーですし、日食のときのコメントに書いちゃいましたので・・・
しかし、このページで通常に使っている、180×135にしたら、あまりに辛かったようで、画像はすっかり潰れてしまっていますね。
せめて、サムネイル形式にすればよかったかな。
ほ殿も綺麗に撮られたようでなによりです。

投稿: 代官 | 2004.11.11 23:46

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/5192/1925413

この記事へのトラックバック一覧です: 月、金星、木星の接近:

» 木・月・金の競演 [旅と写真『空のいろ。』]
 こんばんは、テルテルです。  さて皆さん、本日は予告どおりのタイトルですよ。 [続きを読む]

受信: 2004.11.11 00:25

» 夕べ月に吸い込まれそうな星がいたことについて [ぱーぷるさんが]
ここのところずっと夜空で おとめ座のあるあたり お月さまのそばにいて その魅力にひきよせられるように日々その距離をつめていて 夕べなどはいよいよ 吸い... [続きを読む]

受信: 2005.03.27 18:07

« カラマツの黄葉 | トップページ | 朝露 »