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春一番

N20050220_004
~赤褐色の空~

西高東低の気圧配置の隙間をついて、日本海を西から東へ低気圧が通り抜け、南海上に高気圧が現れるようになると、春の気配が訪れる。
シーズン最初に寒気に包まれた列島を吹きぬけて、一気に気温を上げる春一番。

今日はこの春一番が吹いた。
関東地方の春一番は平年で2月10日から15日ごろに吹くというから、例年より少々遅いものの、まあ、いつものように季節は巡ってきたかというところか。
暖かな南風が運ぶ春と言えば聞こえはいいが、この南風は、風流を楽しんでいられるような、ぬるい風ではない。かなりの強風で、ちょっとした被害をもたらすこともある。

「春一番」と言われて、今も脳裏にまず浮かぶのは、天頂周辺を除いた空一面が、風に舞い上げられた赤土の色で染まる春風の日の空の色だ。最近はそういうことがなくなったのか、自分自身の見る機会がなくなっただけなのか、よくわからないが、20年以上前には、春一番、二番、三番と続いてゆく春風の吹く日は、いつも空は関東ローム層の赤土の色で染まっていた。

卒業や新学期、就職や新年度、節目の時期に見上げた空は、よく赤色を呈していたものだ。

さて、全国的に春の風といえば、主に西日本では、よく中国大陸から運ばれた黄砂が降るのが話題になるが、結構、地球規模の環境問題にまでなっている。たかだか砂が飛ぶだけといえども侮れない、人体に与える影響も取りざたされる。今日あたりはどのくらい降ったのだろうか。
(気象庁情報)

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コメント

春一番、黄砂といえば、九州で少年時代を過ごした私には、春の季語のような乗りで、思い出深く思い起こされます。
 関東の2月下旬といえば、まだ、極寒の季節ですが、九州では、まれには降雪等もありますが、光は春そのもので、時に最高気温が20度を超えることも。
 その頃になると、春一番の突風による事故や、砂煙(捲土重来の語源はこれではないかと思えるようなすさまじい様を呈します。)を当時住んでいた小高い山(標高約100m)の上から眺めていた記憶があります。
 また、黄砂についても、3月後半以降になると『汚い春霞』という表現が適当なカーキ色のスモッグのようなものが現れることがあります。
 そんな日に、白いシャツを着て、自転車に乗って出かけようものなら、昼過ぎにはそれが、黄砂のために薄汚れた上に、目が痒い状態になる。
 ・・・・といった経験がありました。
 さて、黄砂の発生源は何なのか、中学校時代、物知り顔の同級生は「『黄河の砂』だから黄砂なんだ。」と嘯いていましたが、最近の気象解説では、発生源はなんと、ゴビ砂漠あたりの砂が舞い上がり、ジェットストリームに乗ってきたものとか?
『黄河の砂君』は今、どうしていらしゃることやら?

投稿: 根古津 甲斐 | 2005.02.24 18:26

根古津甲斐さん、こんばんは
そうですか、九州育ちだったんですね。
九州では、こちら、関東とはかなり違った気象条件があったことでしょう。黄砂だけでなく、地元の山の灰も降るところがありますしね。

黄砂はおっしゃるとおり、黄河ではなくてもっと奥のゴビ砂漠、タクラマカン砂漠あたりで巻き上げられたものといわれますね。

微細な砂や火山灰の粒子は、かなり遠くまで運ばれるもので、この関東でも、九州の阿蘇や姶良火山が特に活発だった頃の層が見られます。でも、やはり、富士由来の関東の赤土、関東ローム層の膨大な量は絶大です。

ローム層について、後で本文に書こうかなと思います。

投稿: 代官 | 2005.02.25 23:07

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