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杉玉~酒琳~

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~しつこいようだが、もうひとつ杉で~

造り酒屋の前を通りかかると目に付くのがこの「杉玉」。
軒先にいつも吊るしてあって、簡単に言えば、これを新しいものに代えることで、新しいお酒ができたことを知らせている。

古くからの風習で、造り酒屋では、杉の葉を束ねて軒先に吊るし、酒造の神の加護を願う「酒琳」(さかばやしと読む)というものがあったらしい。これが、いつしか杉を球状して造るようになったため「杉玉」と言うようになったということだ。

酒は気温の低い12月頃から3月頃に仕込まれる(寒仕込み)。一年の間に売る酒は、通常その期間にすべて造り、あとはその酒を貯蔵して出荷することになる。
杉玉は、最初の酒が搾られる冬の初め(大体12月初旬頃か)に新しいものと交換され、青々しい杉玉は「新酒ができましたよ」の広告になっている。また、次第に杉玉は茶色に色褪せてゆくが、これを酒の熟成だとも言われるようだ。

この杉玉、造り酒屋が、酒造りの合い間に、針金などで作った球状の土台に杉の枝を一本一本刺して、最後に球形に刈り揃えて作っているようだが、一つ2~3万円で作成を請負う業者もいるようだ。

今の時期、既にほぼ茶色くなった杉玉。たまたま酒蔵を通りかかったので、ここで触れたが、初冬に書くべき話題だったかもしれない。とはいえ、いつの季節も吊るされてはいるので、あらためて機会があったら眺めてみてはどうだろう。

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