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モクレン

N20050403_018
~春全開のハクモクレンの花~

すっかり春になった。ハクモクレンが花期を過ぎようとしている。高さのある立派な樹形に、あれだけの大きな花をつけるから、人目をひきつける。
白い9枚の花びらが開いているようにも見えるが、実はそのうちの3枚は、形は他の6枚と似ているけれども、花弁ではなく萼である。

この白いハクモクレンは、紫のモクレンより少し前に花をつける。色だけ違うようにも感じているが、よくよく見れば、細部では違うところはいくつかあるようだ。
春、雪解けの林道で目を楽しませてくれるコブシやホオノキもモクレンの仲間。

さて、ハクモクレンやモクレンは普通中国原産とされている。そういわれれば、あの形、あの色は、そんな気もしないではないが、ここで、植物の世界を「原産」というものに注視してみてみると、では仮に、この地に初めから生まれ育っていた植物だけを残したとしたならば、いったい、どれだけの植物が残るのかという思いがある。

園芸・農業と縁のある植物の相当の割合が、遠い原産地を持っている。色、形、季節季節に人の目を引く植物は、それだけ人との関連が深く、長い歴史の中でこの地に持ち込まれたものの割合が圧倒的に高い。

それが、いいとも、悪いともいいがたいが、外来生物の被害防止などが社会問題として浮上しているなか、個体自らが積極的に動き回れる動物よりも、個体限りでは能動的には動き回れない植物のほうが、世界規模での拡散の歴史を辿ってきたように感じられることはなんとも不思議に思われる。

モクレンと関係ない方向へ行ってしまったが、そろそろ、山々の雪も少しずつ解け始め、林道で白い大きな花を楽しめる季節も間近である。

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受信: 2005.04.11 09:54

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