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スジグロシロチョウが林道を翔ぶ

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~モンシロチョウとはちょっと違う~

平地の野原、家の周りで見られる蝶で、最も普通に見られるモンシロチョウ。明るいキャベツ畑では、いつもモンシロチョウが飛んでいる。
しかし、山道など少しだけ陰の多いところに一歩入ると様相は変わり、モンシロチョウに代わってスジグロシロチョウがあたりまえに飛んでいる。これも同属の棲み分けというのだろう。

スジグロシロチョウは、一見したところではモンシロチョウとあまり変わらなく見えるかもしれないが、その名のとおり白い羽のスジが薄黒く、近寄ってよく見ると印象はかなり違う。
春から秋まで普通に見られる蝶で、必ずしも山や林だけでなく、家の周りや公園などでも見られ、よくモンシロチョウと一緒にされているようだが、少し暗めのところに飛ぶ白蝶は、実はスジグロシロチョウであることのほうが多いかもしれない。

明るい林間や渓流沿いの林道で出会う白蝶は、圧倒的にこのスジグロシロチョウであることが多い。林道ではとても馴染みの深い蝶なのである。
モンシロチョウの幼虫は、キャベツだったり、ブロッコリーだったりと、畑の栽培種を好んで食べるが、スジグロシロチョウの幼虫は、同じアブラナ科の植物でもイヌガラシやタネツケバナなど野生種のほうを好む。

それでも、近年は市街地が山林に入りこんできたこともあってか、生息地の競合もあると聞く。同じ植物周辺に両種が混在して飛んでいることも少なくない。スジグロシロチョウは、雄が独特のにおいを出すことで、雌に同種であることを認識させているようであるが、蝶の目から見て、モンシロチョウとの識別は簡単なのだろうか。それとも、匂いでの識別を図らねば難しいのだろうか。そのへんは、蝶になってみないとよくわからない。

この画像のスジグロシロチョウも林道でフワフワと飛んでいたが、こういう普通の蝶もじっくり見ると、興味深い行動をいろいろ発見できるかもしれない。

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