霜
~落ち葉に霜・秋から冬へ~
先週末に山を散策した。
我が家の周辺は、温暖な地であるから、まだ冬は気配しか見えないが、既に山は一足早く冬に領域に入っている。
この時期になると、林道に展開する景色は明るくなる。繊細な小枝が目立ってくる。そして、その先に普段見えない景色が見えてくる。
霜は降るのか生じるか。
言葉としては、霜が「降る」とはいう。また多量の霜が降ったのを見ると、それは本当に空から降ったのではないかと思うほど厚く、まるで積もったようにも見える。今はまだ暖かいが、本格的な冬が来れば、我が家の周辺も霜は降る。子供の頃など、朝、雪のように降った霜をかき集め、雪ダルマを作ったことさえあった。
霜は降る。
見た目はそう見える。けれど、そうではないことも、みな知っている。
霜はそこに生じる。冷えたビールジョッキに付く露のごとく、空気中の水分がそこに昇華してゆくのである。
様々な形をした木の葉や草の葉に、白い結晶をちりばめて、寒い冬の朝を、また一層寒く冷たくそして美しく彩る。
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