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カラマツ

N20041103_0048
~明るく真っ直ぐな樹~

庭にカラマツの苗を植えてみた。不得意な温暖地に果たしてうまく育ってくれるかがとても心配だ。

カラマツは、わが国の自生種では唯一の落葉針葉樹であり、また他国に無い固有種でもある(もちろんヨーロッパなどにもカラマツ属の他種は存在する)。
木材としても優秀であって、各地で広く植栽されているが、近年は需要が減少したようである。自生ということで見ると、かなり生育息は限られていて、東北・関東・中部地方の山地にしかない。中心は信州などを中心とした中部山岳地域。
イメージ的にはマッチしても、北海道のカラマツはみな植林ということになる。

漢字では「唐松」と書くが、唐の時代の中国の絵に描かれた松に似るという説明はあまりピンとは来ない。針葉樹であるのに珍しく落葉するという意味で「落葉松」の名は悪くない。

日当たりを好む樹の性格上か、夏であれ冬であれ、四季を問わずに、なにかいつも日差しの下で健康そうに真っ直ぐ伸びている印象の強い樹である。秋の紅葉した山の木々の中でも、イチョウのように白を含む黄でなく、もっとずっとオレンジに近い濃い黄色を呈するカラマツの黄葉は格別だ。離れてみるのもいいし、見上げるもいいし、シルエットもまたいい。

最も印象深いのは、中津川林道の三国峠で見る黄葉。
ここから見渡す信州側の景色は、山また山まさに黄一色。これは是非見ていただきたい景色である。

こんなカラマツを身近で育ててみようと思ったのだが、そういうものは、「見に行くから価値がある」などとも言われそうではある。しかし、人がどう思っても、また、健康な育成はなかなか難しいのかもしれないけれども。やはり、あんな黄葉が、雪も滅多に降らない身近な我が家の庭で見れたら最高だとの思いは強いのである。

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