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カワセミ

N20060107-085257
Photo:Nikon D200/AF-S DX VR Zoom Nikkor ED 18-200mm
~冬の湖水に飛び込む~

家から出て1分も歩かないところにカワセミが収穫に来る水場がある。年中いる鳥だが、どうも他の野鳥同様に、冬のほうが何かと目に付く。生き物が少ないせいか、木の葉がなく視界が良いせいなのか。

カワセミの住む場所は、一般的には自然が豊かだといえる。確かに我が家の周辺の自然も、例えば夏には蛍も見られるなど、かなり豊かなほうではある。
ただ最近は、都内の公園などにもカワセミはいる。意外にも、カワセミに限らず、そうした人の多いところにすむ野鳥などのほうが、観察はずっと楽である。そもそも観察すべき場所が限定されていて捜しやすいし、もともと人があちこちにいる環境に住んでいるため、警戒心がないわけではないが、人の程々の接近には慣れてもいる。
しかし、そこそこ田舎の我が家の辺りでは、カワセミもかなり警戒心が強く、30m以内へはまず近づけない。

カワセミは、「宝石」のように言われるが、実際に地味な鳥の多い日本の鳥の中でもひときわ美しい、体は18cm程度の大きさで、鳥としては頭がやけに大きく口ばしも長い。その独特のディフォルメ調のフォルムも、一般の小鳥たちのかわいらしい姿とはまた違う意味でかわいらしい。

橙色の腹部と青緑の背部からきたものか、赤い羽根を「翡」、青の羽を「翠」として合わせてカワセミを「翡翠」と書く(昔アカショウビンとカワセミは同じ鳥のオス(アカショウビン)とメス(カワセミ)と思われていて、オスを「翡」、メスを「翠」とし、あわせて翡翠と言ったという説もおもしろい)。もちろんあの鉱物のヒスイ=翡翠と同じ字であるが、もともと「翡翠」は、このカワセミからきている文字であるという(「翡」「翠」共に「羽」の部首が付くことからもカワセミが元であると考えるのは自然だろう。)

美しくかわいらしいだけでなく、その行動も特徴が強い。
水にダイビングして小魚などを捕らえる姿。また、それを狙うため時に空中にホバリングする姿。どれもとても魅力的な姿である。

我が家の近くにすむこのカワセミはつがいであり、たまに2羽で揃って姿を見せる(「カワセミのつがい」)。ちなみに雌雄の別は嘴で見分ける。嘴が全部黒なのは雄、下の嘴の元が赤いのが雌である。この2羽のカワセミがどこに巣を持っているのかは分からないし、カワセミは、縄張りを持つ性格があるので、一つの谷に一つがいしか見られないとも聞くが、なんにせよ、順調に繁殖を続けていって欲しいものだと願いたい。

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