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うろこぐも/巻積雲

D2H_0161
Photo:Nikon D200/AF-S DX VR Zoom Nikkor ED 18-200mm
~明日は雨?空にうろこが現われた~

私は寒がりではある。けれども昨夏の猛暑といい、この冬の厳冬といい、なにか気象がハッキリしていて、夏は夏らしく、冬は冬らしく、メリハリがあってよろしいなどと感じてしまう。みなさんはいかがだろう。
そんな寒さ厳しい冬に久しぶりの穏やかな一日が訪れた。

所用を済ませ、午後は飼いウサギを庭に放って、のんびりとした時間を楽しんでいると、西に傾き始めたものの、まだ暖かな太陽の光がふと翳を落としたので、おやっと空を見上げた。

西の空いっぱいに広がったうろこ雲、鰯雲とも鯖雲ともいう。いずれも群れや同じものの連続を表すような名前である。正式な雲の名前(=基本雲形10種)でいうと、「巻積雲」という。同じく群れを連想させる名前でひつじ雲というのもあるが、これは「巻積雲」より雲の出来る高さが少し低い「高積雲」に区分される。

この雲は、天気の下り坂の前兆で現われることが多いとされる。実際、今日のようにここ数日のうちでも特に穏やかで過ごしやすい日などに現われることが多く、翌日には雨や雪が来る。

また、空の片隅にさっと現われたかと思うと、気が付けば見る見るうちに空一面に広がり、そして、さほど長い時間この美しい縞々模様はとどまらることなく、いつしかそれまで晴れていた空を曇り空に変えてしまう。

「巻積雲」は、「巻雲」「巻層雲」とともに、雲の中でも一番高いところに出来るグループで、たいてい氷の小さな粒で出来ている。多くは地上にある寒冷前線などに関連し、その上層部に広がった不連続面に沿って出来たりするので、昔からの言い伝えどおり天候の下り坂に出現することが多いようだ。

また、連続して見られるさざなみや砂の風紋にも似た雲の波のような模様が、ときには空一面に広がることから、古くから最も美しい雲とも言われている。

暖かな休日も終わってしまった。明日はぐずついた空模様の下で出勤だろうか?

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