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鳥啼歌

N20051230-065835
Photo:Nikon D200/AF-S DX VR Zoom Nikkor ED 18-200mm
~とりなくうた~

鳥啼く声す 夢覚ませ
見よ明け渡る 東を
空色栄えて 沖つ辺に
帆船群れゐぬ 靄の中

以前の項で、自然を形作る数々の天地のことばに、全ての仮名をもれなく1回ずつ歌いこんだ平安時代からの手習い歌「天地の歌」を紹介したが、こちらは明治36年に万朝報 という新聞の募集で1位に選定された坂本百次郎という方の作。通常のいろはに、「ん」を含んだ48文字になっている。通称「とりな順」として、戦前に「いろは順」のように広くしれわっていたらしい。

とりなくこゑす ゆめさませ
みよあけわたる ひんかしを
そらいろはえて おきつへに
ほふねむれゐぬ もやのうち

この歌も、一仮名1回全仮名使用という厳しい制約にありながら、明けの時、空と海の情景を見事に歌い込んでいる

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