イラガの繭
Photo:Nikon D200/SIGMA 70-300mm F4.5-5.6D
(300mm 1/200" F5.6)
~これも冬の象徴~
散歩をしていて、1枚も葉の残っていない桜の木を見上げた。
あったあった。あるべきものが目の前に。不思議な縞模様をまとったカプセルは、小枝で木枯しに揺れていた。
イラガという蛾は羽根を開いて3cm余りのさほど目立つ蛾ではない。成虫は6~10月の夏季に全国で出現し、ちょっと分厚く毛が生えた感じはあまり好まないのだが、冬越しするためのこの繭は、子供の図鑑などにも必ずのように載っているし、昆虫たちの冬の過ごし方の代表として知られているのではないだろうか。
イラガの幼虫は全体に黄緑色だが、ニョキニョキと生えた何本かの角には、いかにも気味悪げにトゲがたくさんあって、触ったことはないのだが、うっかり触るとひどく痛むということだ。
繭の中では前蛹になって冬越し、5~6月頃蛹になった後、羽化して繭からでてくる。この繭は、ともすれば小鳥の卵かな?と思うような形をしていて、思った以上にこの繭は堅い。
ところで、表面の特徴ある褐色縞模様はとても不思議で怪しそうな模様であるが、なんのためにあって、どのようして色をつけるのだろうか・・・
模様の出来方は、どうも幼虫が繭を作るときの動きで決まるようである。繭は例によって絹糸で作られるが、外側は白く固まる液が流されていて、最後は白く固まる。ただその前に、中で幼虫が動くのに伴って、あのトゲの生えていた角や腹が繭にあたった部分では、中層にある褐色の液が外側へ染み出して褐色の縞模様に塗られるらしい。
しかし、なにか目的があるのか?となると、生物の不思議一般に通じるが、よく分からない。そこに何らかの効果があったとして、では初めからその生物が、その効果を期待・意図して行動しているのだと考えるのは、人間ならそのとおりあっても他の生物では難しい。
イラガの幼虫はカキやナシ、サクラ、ヤナギなどの葉を食べるので、この縞模様の繭は、これらの木の枝を冬に見て回ると比較的簡単に見つかる。
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コメント
daikanさん、さなぎのお名前教えていただきありがとうございます。
で、さっそくUPしてトラックバックさせてもらったのですが、2コ飛んじゃいました。
お手数をおかけしますが、一つ削除してください。
投稿: umi | 2006.02.07 14:57
umiさん
クスサンの”すかしだわら”拝見しましたよ。
こういうものって見つけようとしてでなく
ふと、そこにあるものなんですよね
面白いものがあったら、また見せてくださいね
投稿: 代官 | 2006.02.07 22:26