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ナナフシ

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Photo : Nikon D200 / AF-S DX VR Zoom Nikkor ED 18-200mm
~小枝のような体と節~

先週末、雨の早朝、林道大名栗線(埼玉県)を走ってきた。

天気のほうは生憎でも、車で走る林道は、それなりの楽しみがある。特に春から夏にかけてのこの時期は、とにかく草木の緑が生き生きとして見える。

道にややかぶさり気味の木々の枝を掻き分けながら走り、ときおり気になるところで車を停めては、野外を歩いて回る。いつもながらのわがままな自然探索だが、車のボンネット上になにやら緑の木の枝が落ちている。いや、木の枝ではなく、そのように見える昆虫、ナナフシだった。

どうも、木々を分けて走るときに、ボンネットの上に振り落としてしまうらしい。一回でなく何回も同じようにナナフシを見つけることが出来た。ずいぶんたくさんいるものだ。

せっかく木の枝でのんびりしていたものを、ごっつい車で振り落としてしまってかわいそうなので、つまんで木の枝に乗せてやると、その場であっという間に擬態モードに入ってしまった。
まあ、見事に木の枝のように振舞ってはいるのだが、なにぶん自分がつまんで放った場所なのだから、いくらなんでも木の枝はでなく、ナナフシそのものに見えるから滑稽なばかりである。

ナナフシがこうして木の枝に擬態していることは、よく知られているところだが、ナナフシの卵というのが、また著しく木の実に似ているということはあまり知られていないだろうし、見たことがある方も少ないのではないだろうか。

ナナフシは不完全変態の昆虫で、カマキリのように、幼虫も成虫とほぼ同じ形態をしていて木の枝に擬態する。つまり、卵から成虫まで、一生通して擬態して暮らしている昆虫なのである。
そこまでしなくても、あまり美味しそうな体つきには見えないのであるが。

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