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~内暈・幻日・環天頂アーク・ラテラルアーク~

子供の頃、家の玄関にあった鏡の端に冬の陽射しが差し込むと、鏡はプリズムとなって、玄関の白い壁には虹が投影され、それをうっとり眺めたものだった。太陽の創りだす光彩はいつも神々しい。

ひと晩前の月には、見事な月暈が掛かっていたのであるが、この日の昼に空を見上げると、太陽がすばらしく、そして、バリエーション豊富に薔薇色の暈を見せてくれていた。

日暈は、水滴による虹と違い、高層の氷晶によって光が屈折・反射して見られるもので、六角柱形状の氷の結晶に対する太陽光の入射角度により様々な方向に屈折、反射が起きて、各種の環や弧などの形状となって現われる。

おそらく一般に日暈といわれているのは内暈のことで、これは、中心の太陽から半径22度の視角度に環となって見える。また、太陽の水平位置左右の内暈と重なって又はやや外側に太陽のような明るい部分が現われることがあるが、これが幻日である。

このへんまでは、比較的よく知られているが、暈は非常に奥が深く、Kasan20070104144917_1ここでそのすべては語れないので、追々機会を見て紹介したいとは思うが、これらはみな、とても幻想的なものであり、中には非常に稀な現象もあるので、これらを見ると何かとても幸せな気分になれる。

ひとまずは、この日の午後に見えたものの名前だけでも紹介しておく。
上の画像では、14:49の低めの位置の太陽に対し、それを囲むような「内環」、また、太陽の左右方向(画像は右だけ撮影)の内環あたりに明るいスポットの「幻日」、そして、内環よりずっと外側で天頂近くに、内環と逆に太陽方向に膨らんだ弧の形ではっきりした虹色の「環天頂アーク」、さらに、環天頂アークより内側にその反対向きの弧の形状で「ラテラルアーク」が見えている。

また、下の画像は、だいぶ日没に近づいた15:46の太陽であるが、こちらでも、「内環」「幻日」が見えているほか、太陽の下に太陽に匹敵する明るさの柱状でN200701041546521_2「太陽柱」(成因が反射のため虹色にはならない)が見えている。

これらこの日に見えた現象のほかにも、「外環」、「タンジェントアーク」、「環水平アーク」などといった日暈の数々がある。

(画像は上下とも07.1.4千葉県内)

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