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ムクドリ

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~仲良く散歩する椋鳥のつがい~

ムクドリは、そのへんに当たり前にいる鳥だというふうに感じられるだろうし、実際、人家の周辺には、多くのムクドリが棲息している。

ところが、林道のような自然豊かなところでは、いざ、ムクドリの写真を撮ろうとしてみると、これがまったく撮れないのである。

姿を見かけないわけではない。いや、むしろ、最も見かける鳥の一種かもしれないが、その姿に気づく時というと、決まってバサバサっと羽音のしたほうに目をやったとき、目立つ腰のあたりの白羽だけを強く印象に残して飛び去ってゆくムクドリの後姿ばかりである。
いまでは林道で、ムクドリのことを私は「腰白」と呼んでいるほどである。

一方、ムクドリは、平地の人里に多く、街中の公園や庭園などにも、多くの姿を見かける鳥である。都会での観察にはまったく苦がなく(※)、地面を歩き回って昆虫などの小生物を食べる姿をよく観察できる。なお、秋~冬には、木の実を好んで食し「ムクドリ」という名前は、椋の木の実を好んで食べるため「椋鳥」と呼ばれるようになったとも言われるくらいである。

群れで生活する時期(繁殖期の後)があり、かなりの広範囲から、街路樹などに数百、数千ものムクドリ集団で集まってきて、ねぐらとすることがあり、これが、騒音や糞害として問題になる場合さえある。

ところ変わると、生き物の生き様も大きく変わるものである。

※都会に棲息する野鳥は、みな、自然豊かな場所よりも、都会での観察のほうがはるかに簡単である。カワセミなどもまさしくその好例である。人間の気配というものに馴れていて、相当に近づいてもなかなか逃げないので、撮影チャンスが多い。上の画像も都内の公園で目の前にいたつがいである。私の自宅周りでは、とてもではないがこの間合い(APS-Cの200mm)には入り込めないのである。このあたり、なにか、ちょっとすっきりした気持ちにはなれない。

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イタドリハムシ

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~派手模様のかわいい小虫~

林や野原の周辺にイタドリが育ってくる4月ごろを中心に、よく目立つこのイタドリハムシは、この時期の甲虫のなかではお気に入りの昆虫である。

光沢ある黒色の体色に鮮やかなオレンジや濃黄色のコントラストの強い模様が鮮やかである。

一見、大き目のテントウムシのようでもあり、確かにチョンと体に触ったりすると、手足を丸めてコロリと死んだ振りをするところなどもよく似ているが、葉を主食とするハムシの仲間にあって、ヒゲナガハムシのグループに属しており、その特徴である長い触覚が、テントウムシとの違いをはっきりアピールしているように立派であり、どうもご本人もそれがとっても自慢であるかのように威張っているように見える。

食性はまったくの雑草であるイタドリやスイバの葉が専門であるようなので、農作物を荒らすウリハムシなどのように人に嫌われることはないだろうが、イタドリやスイバ自体が以前のようにそれほど多くはなくなったので、近年、以前ほどは見かけなかった気がするが、出足の早い今年の春は、2月から既に出没し、この頃はずいぶんよく見かけるようになって、ちょっとうれしい。

ただ、不思議なことにこの虫は、イタドリやスイバの葉についていることよりも、そのへんの路上をノコノコ歩いているところを見かけるほうがずっと多いような気がする。見た目がかわいいから、家や田畑周辺の道で歩き回っているのを見かけると、立ち止まって踏まれちゃうよと話しかけてみるが、もちろん何ら反応はない。

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ウスジロカントウタンポポ

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~外周がクリーム色の在来タンポポ~

この時期になると、いつも家のすぐそばで、タンポポを観察する。小さな小昆虫たちが花を出入りしている様がなかなか楽しいのである。

タンポポというと、元気なセイヨウタンポポの姿が浮かび、最近はすっかり日本のタンポポが少なくなったという話題になろうが、在来のタンポポとセイヨウタンポポは咲く時期にもずれがあって、我が家のまわりでは、この時期に咲くのは、ほとんど在来種である。

セイヨウタンポポと日本のタンポポは、外総苞片(花をすぐ下で包むような緑の部分)の反り返りの有無に違いで見分けがついて、反っているのがセイヨウタンポポだというのは、タンポポの入門編の話題である。

さて、日本のタンポポといっても、1種しかないわけだはなく、地域により、種の違い又は亜種又は変異があって、例えば我が地方で通常見られる在来タンポポは、カントウタンポポということになるが、トウカイタンポポであるとかシロバナタンポポであるとか、他地域で勢力のあるタンポポが多少なりとも混在しているときもあり、また、セイヨウタンポポ(単為生殖できる)が在来タンポポに雑種をつくることもあるようだ。

ところで、いつも小昆虫を観察しに行く土手に咲くカントウタンポポにも、実はちょっと変り種が混ざっている。

画像のタンポポもその1つであるが、全体の特徴はカントウタンポポそのものであるが、花の色だけが少々風変わりで、外周の花だけがクリーム色から白色を呈している。

このタンポポは、ウスジロカントウタンポポとされるようで、全部黄色のタンポポも健康そうでいいが、高級感というのか、なにか特別なイメージがあって気に入っている。

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