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越年(その2)

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~草の中に輝くブルー~

成虫の姿で越冬するトンボは、わずか3種ということを前回書き、アオイトトンボ科の「ホソミオツネントンボ」を紹介した。今回のトンボは、体の大きさの割りに、胴がやけに細長いイトトンボ科の「ホソミイトトンボ」である。

ちょっと見ただけでは、それほどの違いを感じないかもしれないが、両種はそれぞれ科も違うトンボであり、はっきりとした別種である。
体が細長いという以外では、翅の付け根の胸のブルーの部分に入る1本の黒ラインの形状が、見た目の上での特徴といえるだろう。

真冬をしのぎきったこれらのトンボは、まだ他のトンボがほとんど羽化していない春から、活発に活動し、こうして既に次の世代へ繋ぐ準備が始まる。

写真は、もうかなり気温の上がった5月になってからのものであるが、草の原の中で小さいけれどもひときわ目を引くブルーが、宝石のように美しくも生命の活力を感じざるを得ない。

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